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ゲーミングデバイスレビューをする「GameGeek」の管理人。トータルで180個くらいはレビューしてきました。レビューなどの依頼はお問い合わせかツイッターまで

GALLERIA GCR2080RNF-E レビュー。240Hz液晶の超強力ゲーミングノート

ドスパラから発売されているゲーミングノートPC「GALLERIA GCR2080RNF-E」をサードウェーブ様から貸与して頂いたので、実機レビューをしていきます。

その名の通り、トップクラスのグラフィックボードである RTX 2080 を積んだハイエンドゲーミングノートPCです。さらにリフレッシュレート240Hzの17.3型ノングレア液晶を備えており、スペック上ゲームをするにはかなり快適。

お値段はちょっと張りますが、これを買えば何の心配もなく最新ゲームが快適にプレイできます!

デザインや機能性をチェックしながら、ベンチマークテストで性能についても確認していきます。

本製品は販売終了しました

タップできるもくじ

概要とスペック

GALLERIA GCR2080RNF-E

デスクトップにも引けを取らない高スペックノートPC「GALLERIA GCR2080RNF-E」の特徴について紹介します。

注目の特徴
  • 240Hzの高リフレッシュレート液晶
  • 最強クラスグラボの RTX 2080 搭載
  • NVMe SSD 1TB 搭載
  • SteelSeries製RGBキーボード
  • Wi-Fi6対応

なんといっても240Hz液晶を搭載したノートPCはまだ数が少なく、注目に値します。リフレッシュレートは高ければ高いほど1秒間に描画する映像の枚数が増えますので、目にはヌルヌル動いて見えます

当然その分マシンパワーが必要になりますが、トップクラスに 強力な RTX 2080 グラボを搭載 しています。軽め〜中くらいの重さのゲームなら設定次第で240fpsでプレイ可能です。

本体

ゲームなどのソフトウェア読み出し・書き出しが高速になる NVMe SSD が1TB搭載されており、スピード的にも容量的にも満足です。もし足りなくなっても内部に追加で増設することも可能。

ゲーミングデバイスで有名なSteelSeriesのキーボードで、RGB発光が美しくしっかりゲーミングPCという感じがします。

また、Wi-Fi6にも対応していて、対応ルーターを持っていればわざわざ有線LANを接続しなくても高速なインターネット通信ができるようになっています。

カラー
CPUCore i7-9750H
グラボRTX 2080
メモリ16GB
SSD1TB NVMe SSD
HDDなし
光学ドライブなし
ディスプレイ17.3インチ 非光沢 240Hz
サイズ398.5 x 272 x 28.15 mm
重量約2.7kg
バッテリーリチウムイオン(約7.6時間)
無線LANIntel Wi-Fi 6 AX200NGW
LAN1000BASE-T LANポート
WEBカメラHD画質WEBカム
BluetoothBluetooth 5
値段329,980円

同梱物

GALLERIA GCR2080RNF-E - 同梱物
  • PC本体
  • ACアダプター

貸与品なので新品開封にはなりませんが、同梱物についてはこの通りになります。これになんらかのマニュアルや保証書などがつくはず。

GALLERIA GCR2080RNF-E - アダプター

電源アダプターは度肝を抜かれるくらい大きくて重いです。

アダプター

アダプターの詳細はこの通り。

重さはアダプター1式で約1kgあります。

デザインと性能

GALLERIA GCR2080RNF-E - 本体

GALLERIA GCR2080RNF-E」は RTX 2080 グラフィックボードと 240Hz 液晶ディスプレイを搭載した17.3インチのハイエンドゲーミングノートPCです。

パッと見てそこまでゲーミングPC感がないのは良い ですね。

指紋汚れがすごい

カラーはブラック一色。表面はマットタイプですが、指紋汚れがつきやすく掃除がちょっと大変

カラーはブラック

サイズは 398.5(幅)x 272(奥行き)x 28.15(高さ)mm となっています。17.3型大画面なだけあって大きめなサイズです。

高さに関しては手前側が最も薄くて 28.15mm で、奥側はやや厚みが増して 約32mm ほどになっています。

パソコン本体の重量

重さの公称は内蔵バッテリーを含めて 約2.7kg です。実測値では 約2.6kg となりました。アダプターを足すと 約3.6kg 近くになります。かなり重いため、普段から持ち運ぶには大変です。

正面

正面の見た目。

へこみ

センター部分は角がとられていて開けやすいデザインになっています。

LEDインジケーター

3つのアイコンとLEDインジケーターがあります。それぞれ左から

  1. 無線LANのON/OFF状態確認
  2. 充電LED(無灯で充電完了)
  3. HDDアクセス

となっています。

右サイド

右サイドの見た目。

右サイド端子
  • SDカードスロット
  • USB端子x2
  • AC電源

これらの端子があります。

左サイドの見た目

左サイドの見た目。

左側面の端子

左側面の端子は上記の通り。

  • 有線LANポート
  • HDMI
  • ミニディスプレイポート
  • USB
  • USB Type-C
  • オーディオ出力
  • マイク入力

端子はかなり豊富に揃えてあります。また、盗難防止用にロックを通す穴もあります。

背面の見た目

背面の見た目。特に端子はなく、排熱口があるだけです。

底面

底面もところどころ冷却対策で排熱口があります。表のシンプルな見た目とは打って変わってゲーミングPCという感じのデザイン。

ゴム

ゴムの足が底面にはりつけてあります。滑り止めとしての性能は上々 で、押しても動きません。

ファン排気口

PCのいたるところにファンの排気口があり、排熱処理しています。ゲームを起動するとファンがかなり回るため、頑張って冷却してくれるのですが 音がかなりうるさい です。

FPSなどの音が重要なゲームをするならイヤホンやヘッドホンは必須と言えるでしょう。

ベゼルは細い

ベゼルは約7mm。映像が表示される表示領域はさらに約1mm内側になります。細めのベゼルなので大画面に見え、没入感を阻害しません。

WEBカメラ

HDウェブカメラ標準装備。

液晶パネル

液晶パネル

注目の240Hz液晶パネルについて見ていきます。

視野角は良い

視野角は意外にも悪くありません。ここまで見えるとなると、液晶パネルの種類は未公開ですがおそらくIPS系統じゃないかなと予想。

視野角が良いと、正面からでなくても画面が見やすいです。ノートPCだとダラけた体勢で画面を見ることも多々あるので、その際には力を発揮するでしょう。

ノングレアなので映り込みは軽減されている

ノングレア液晶なので 映り込みは軽減されています が、全く映らないわけではありません。光の反射は結構キツいです。

fps比較

Blurr Test」にて240Hz表示のテストを行ったところ、しっかり240fps表示されました。うっすらですがよく見ると120fpsと60fpsにも残像があり、距離は240fpsよりも離れています。

この画像はシャッタースピードを高速(1/1000)にして撮影したものです。

x-rite i1display studio でカラーキャリブレーション

X-rite i1Display Studio」でカラーキャリブレーションを実行しました。

GCR2080RNF-Eガンマ補正曲線

ガンマ補正曲線は 結構綺麗な直線 です。青と緑がやや強めに発光しており、寒色系に転んでいることが分かります。キャリブレートされたプロファイルを適用すると少し暖色側に引っ張られて正しい色になりました。

当サイトで計測した色域は以上の通りとなりました。色域は広め で、ゲームプレイに全く問題ありません。

キーボード

キーボード

キーボードはSteelSeries製。ギュッとコンパクトにしたフルサイズタイプです。キーの数はトータルで106個。

キーボードタイト

意外にも表面はグリップ感があり、滑らないようになっています。

打鍵感について

打鍵感はあまりなく、キーストロークは普通。軸は未公開です。かなり静か ですので夜中にガシガシとタイピングしても全く問題ないでしょう。

RGBに光るキーボード

RGBに光ります。発色は結構綺麗。

SteelSeries ソフトウェア

ライティングはSteelSeriesのソフトウェアで制御可能です。

右上のボタンについて

右上には3つのボタンがついており、それぞれ「電源」「ファンコントロール」「タッチパッドのOFF/ON」となっています。

ゲームするならマウス使うでしょうから、タッチパッドのオフ・オンがワンタッチでできるのは嬉しい部分。

タッチパッド

タッチパッド

タッチパッドのサイズは 110(横)x 79(縦)mm。横に広い印象。

タッチパッドの位置

位置はセンターよりも左寄りに配置されています。

タッチパッド部分はクリックできるタイプではありません。ジェスチャーによる2本指スクロールなどには対応しています。

ボタンのクリック感はかため。ゲームするなら別途マウスを用意するのがおすすめです。

バッテリー

バッテリーは 約7.6時間 の連続使用が可能なリチウムイオンです。ゲームを起動したり映画を見るなど負荷をかけるとその時間は短くなります。

基本的にゲームをするときは バッテリー給電が必須 です。なぜかと言うと、バッテリーを繋いでいないと RTX 2080 ではなく Intel UHD Graphics(オンボードGPU)の方を使うので重くて厳しいです。

内部構造

裏蓋を開けて内部構造を見てみます。

内部構造

各パーツはこの通り。メモリーのスロットは2つで、最初から2枚ささっています。

SSDはM.2を1枚増設できるのと、2.5インチHDDを追加することができます。

GALLERIA GCR2080RNF-E をチェック

カスタマイズについて

GALLERIA GCR2080RNF-E」はBTOゲーミングノートPCですので、購入時に任意でパーツのカスタマイズが可能となっています。

しかし、デスクトップと比べて遥かに カスタマイズできる項目は少ない のがちょっと残念。ソフトウェアや周辺機器を除いて、カスタマイズできるのは「メモリー」「SSD」とこの2つです。

メモリーのカスタマイズ

初期メモリーは16GBです。十分といえば十分なのですが、最近のゲームではやや不安の残るところではあります。個人的には 32GBまでアップグレードすると快適 だと思います。

ただしメモリは自分でも簡単に安く増設できます。当然増設などは自己責任になりますので、自分でやりきる自信がない方は購入段階でカスタマイズしてしまうのが良いでしょう。

SSDのカスタマイズ

初期SSDはNVMe 1TB。カスタマイズ候補として、容量をダウングレードするかIntel製のものに変えるかとなります。

正直、デフォルトのままで十分。直近のゲームは容量がバカにならないので、1TBでも足りないくらいです。その上、本機を買う予定なら-5,000円なんて微々たるものですからあまり難しく考えることもないでしょう。

その他の周辺機器など

ソフト系や周辺機器はお好みです。

周辺機器に関しては、あまり装備を増やすとノートPCである意味がなくなるのでせいぜいマウスやマウスパッドくらいで良いかなと思います。

携帯用のケースなんかは買っておくと良いかもしれませんね。

ゲームの快適さとベンチマークスコア

ゲーミングノートPCとして最も気になるゲームの快適度とベンチマークスコアについて見ていきます。

スコアが高ければ高いほどfpsも高くなり、ヌルヌルと動いて快適なゲームプレイが楽しめます。

GALLERIA GCR2080RNF-E」ではハイエンドCPU「Core i7-9750H」とハイエンドGPU「RTX 2080」を搭載していますので、ノートPCとしては最高レベルに快適なはずです。

CINEBENCH R20

GCR2080RNF-E cinebench

Time Spy

GCR2080RNF-E timespy
スクロールできます
解像度スコアスコア分布
1920 x 10808603上位22%

Time Spyでは上位22%というスコアでした。

Steam VR Performance Test

steam vr performance test
解像度忠実度平均忠実度結果
1920 x 1080非常に高い11VR Ready

VRレディです。

CS:GO

ベンチマーク - CS:GO
解像度グラフィック最高fps平均fps
1920 x 1080最高品質240212

240Hzモニターの恩恵を最も受けやすい軽めのゲーム「CS:GO」。最高では240fps、平均でも212fpsなので超快適に動きます。

PUBG

ベンチマーク - PUBG
解像度グラフィック最高fps平均fps
1920 x 1080ウルトラ181103

ウルトラ設定でもかなり快適にプレイできます。ウルトラ設定でプレイする必要性もないので、もうちょっと画質を落としてfpsを高くするとなおよしです。

FF XIV

GCR2080RNF-E ff14
解像度グラフィックスコア評価
1920 x 1080最高品質15096非常に快適

そんなに重くないFFXIVなら非常に快適、高スコアでサクサク遊べます。

FF XV

GCR2080RNF-E ff15
解像度グラフィックスコア評価
1920 x 1080高品質9484とても快適

比較的重めのゲーム、FFXVでもとても快適に遊べます。

SSD

GCR2080RNF-E ssd

NVMeだけあって かなり高速 です。OS起動やゲーム立ち上げもストレスフリーで爆速。

1TBと大容量なので安心ですが、最近のゲームのデータ容量はかなり大きくなってきてますので、必要とあらばSSDを増設するなど行いましょう。

まとめ

良いところ
  • 17.3型ベゼル細めの大画面
  • 240Hzの液晶で視野角と発色良し
  • CPUは Core i7-9750H で申し分なし
  • 強力な RTX 2080 搭載
  • NVMe SSDで爆速・大容量
  • SteelSeries製のRGBキーボード
  • 豊富な接続端子の数々
  • Wi-Fi6対応
  • 全てにおいてハイパフォーマンス
イマイチなところ
  • 値段はけっこう高い
  • 大きくて重く、持ち運びは微妙
  • ゲーム中はかなりうるさい
GALLERIA GCR2080RNF-E

ドスパラのハイエンドゲーミングノートPC「GALLERIA GCR2080RNF-E」のレビューでした。

ゲーミングノートPCとしてはトップクラスの性能を持っているのは間違いなく、デスクトップにも負けないマシンパワーですのでゲームは当然快適 です。

NVMe SSDのおかげでOS起動時間なども爆速でストレスフリーです。ゲームだけでなく細々としたその他のパソコン作業も軒並み爆速です。値段はかなり張りますが、それだけの価値があるモンスターPC。

持ち運びにはちょっと重い、ゲーム中はファンがうるさいといった部分もありますが、ノートに妥協なきスペックを求める方には最高なPCです

こんなあなたにおすすめ
  • ノートとは言えスペック妥協はしない
  • 240Hzの滑らかゲームプレイが良い
  • とにかく一番良いやつちょうだい!

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タップできるもくじ