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HyperX Solocast レビュー。タップミュートつきの優秀な小型コンデンサーマイク

HyperXから発売されている小型コンデンサーマイク「Solocast」をレビューしていきます。

本製品はHyperX様よりレビューサンプルをご提供頂きました

目次

概要とスペック

ハイパーエックス(HyperX)
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マイクのトップをタップするだけでミュートができる便利な機能がついた小型マイク。見た目は無骨でシンプルなテイストですが、備え付けのホルダーは可動域が広く使いやすさはかなりのもの。

値段を安く抑えたまま高音質な録音が可能になる本製品、エントリーレベルとしては十分に満足できる性能となっています。

カラー
接続有線・USB-C
寸法(本体のみ)129.5 x 50 x 50 mm
本体重さ261g
スタンド込みの重さ430g
サンプリングレート8kHz ~ 48kHz
ビットレート16bit
動作電流47mA
極性カーディオイド
周波数特性20Hz – 20kHz
感度-6dBFS (1V/Pa、1kHz時)
ノイズ(RMS)-74dBFS未満(A特性)
対応機種PC / Mac / PS4 / PS5

同梱物

外箱とプラスチックの梱包。

マイクはスタンドに取り付けられたまま収納されていますので、組立不要です。マイク本体とスタンドの2パーツで構成されていて、取り外しは簡単です。

後はUSB-Cケーブルとクイックガイドが付属。

  • マイクとスタンド
  • USB-Cケーブル
  • クイックガイド

同梱物は以上です。

デザインと性能

やや無骨な見た目をしているコンデンサーマイク「HyperX Solocast」。色はブラックのみとなっており、円柱寄りのシェイプをしています。

表面の大部分はプラスチックっぽい感じですが、メタルなラインが入っているので安っぽさはありません。

マイク部は黒色のアミアミとなっています。

各サイドから。見た目は割と標準的なマイクという印象です。スタンドは全体的にプラスチックですが、バランス的には絶妙で倒れる心配はありません。

本体正面のロゴのすぐ上には大きなLEDランプがあり、マイクの状態を表してくれます。マイクオンで常時点灯、マイクミュートで点滅、電源オフで消灯。

このマイクは簡単にスタンドから取り外すことができ、ちゃんと戻すときも簡単なように目印の三角マークがロゴすぐ下についています。

内壁はシリコンなのでしっかりはまるようになっていて、意外と逆さまにしても落ちにくいです。

ただしロックはかかっていないため、逆さまのまま置いておくのはやめておきましょう。

背面のケーブル端子はUSB-Cで汎用性があります。端子周りが妙に凹んでいるようなこともないため、どんなケーブルでも使えるのは好印象。

ただ理想を言うと下向きとか斜め下向きにケーブルが出るようになったら嬉しかったですね。これだと背面にケーブルが飛び出すのでやや不格好。

トップにはマイクのミュートボタンがあります。このボタンはカチッと押せるタイプではなく、タップするボタン。

感度は良く、触るだけですぐミュートできるのでストレスがなく抜群に良い使い勝手です。

ただし、マイクミュート中はLEDが点滅するため、結構見た目がうるさいです。オフになってくれるか点滅の速度を調整できたら嬉しいんですけどね。

スタンドのベースは円を描くように滑り止めラバーが貼られています。スタンド自体はそこまで重心が低くありませんが、防滑性はほどほどよく動きにくいです。

サイズ

実測サイズ、本体のみの高さは129.5mm、直径は50mmでした。

スタンド込みだと高さは175.5mm、直径は77.2mmとなります。

Blue Yeti とサイズ感を比べてみるとこんなに違います。「Blue Yeti」は機能的にもマイク音質的にも上ですが、それでもこのコンパクトさはかなり強みですね。

同じような価格帯でライバルマイクでもある「Razer Seiren Mini」と比べるとこんな感じ。似たようなサイズ感ですが「HyperX Solocast」の方が背が高いです。

重さ

重量はマイク単体だと約265gでした。けっこう軽めです。

スタンド込みだと約391gです。程よい重さで安定感はそこそこあります。

スタンドの可動域

スタンドの可動域は広めで、様々な角度を狙えるようにしっかり設計されています。

これは真横から見た状態です。縦方向には最大45度まで曲げられて、ネジをある程度固く締めておけば好きなところで固定できます。

横方向は全部で5段階調節可能。-90度、-45度、0度、45度、90度・・としっかりロックが止まる角度があります。

それらの中間点にある角度で止めることもできます。

横に倒したまま縦に45度曲げるみたいなこともできて、かなりマイクの方向は思い通りに調整できるのが強み。

ケーブル

ケーブルはラバーでやや硬め。長さは1.8mで外観にこれといった特徴はありません。

USB-Cで汎用性のあるコネクタなのが嬉しいポイント。

ソフトウェア

HyperXには「NGENUITY」というソフトがありますが、本製品は未対応です。

ソフトを通さなくても使えるプラグ・アンド・プレイとなっています。細かい設定はできないけど、逆に考えると余計な設定をしなくても良いというお手軽設計です。ケーブルをさせばすぐに使えます。

マイクアームに取り付けてみる

愛用している「Rode PSA1」に取り付けてみます。

Solocastの底には5/8インチのネジ穴が切ってあります。

マイクアームには最大荷重に加えて最低荷重というものもあります。700g以上のものを乗せないと思うような動作をしてくないかもという話。

本マイクは261gなので全然足りていませんが、アームに乗せるのは何もマイクだけではありません。

ショックマウントポップガードも乗せます。

これらの重さ、ショックマウントは203gで、ポップガードが191gです。マイクの265gも合わせると659gとなります。700gまでほんの少しだけ足りませんが、これだけ近かったら許容範囲内でしょう。

実際取り付けてみると、全く問題なく使えます。本マイクはショックマウントを内蔵していませんので、外付けショックマウントを使うのがおすすめ。

Razer Seiren Mini」は底のネジ切りが浅かったので奥まで締めきれずにグラグラしてしまいましたが、Solocastではそのままで大丈夫でした。

音質やノイズをチェック

マイクの中にライトを強くあてると中身が透けて見えました。これがマイク部。

かなりコンパクトサイズですが、音質はそれなりに良いです。変にフィルタリングがかかっていない、クリアな声をしっかりと拾ってくれます。

ちょっとマイク入力音量が小さい気がしましたが、問題があるという程ではないです。

周辺音の拾い具合

単一指向性のカーディオイドで前方の音を拾いやすいタイプです。しかし横方向から喋ってもそれなりに拾います。周辺音を切るコツはなるべくマウスを口元に近づけること。

ショックマウントが内蔵されていないため、振動に弱いです。すぐ近くに置いてキーボードをドコドコ打つとその振動がそのままマイクに伝わってしまいます。

なので、理想を言えばやはりマイクアームに乗せるのが良いです。マイクインプットレベルがそんなに大きくないため、なるべく口元から離さないほうが良いことも関係しています。

どうしてもマイクアームを使えない場合はキーボードからある程度離す、下にインシュレーターを敷くといった工夫が求められます。

ちなみに「Solocast」はPS4やPS5に対応。

キーボードとか使わないでコントローラーだけだからドコドコ振動はないよ、というのであれば全く心配せずに近くまでマイクを持ってきましょう。それなら優秀なスタンドの恩恵をフルに受けられます。

どこまで音を拾えるか

静かな場所でどこまで音を拾えるか試してみました。

本来こういったエントリーレベルのマイクで小さい音を録ることはないと思いますが、感度をチェックするためにあえてやっています。

部屋中でマイクからマウスを約30cmの距離に置いて、「HyperX Puselfire Haste」のマウスクリックを録音。

やはりホワイトノイズがきつめかつ指向性がそこまで尖っていないため小さい音を録るのには向いていません。ノイズ除去ソフトを使っても中々難しいですね。

レビューまとめ

良いところ
  • シンプルでマイクらしい見た目
  • 大型LEDで状態が見やすい
  • タップ式ミュートでストレスフリー
  • 小型なのに音質は良い
  • スタンドの可動域が広い
  • コンパクトで小さめ
  • USB-C端子
  • プラグ・アンド・プレイ
  • マイクアームにはまる深めなネジ穴
  • 価格は比較的安め
イマイチなところ
  • ミュート時のLED点滅がうるさめ
  • ややインプット音量が小さい
  • ショックマウントがなく、振動が響く
  • 小さい音はあまり拾えない

以上「HyperX Solocast」のレビューでした。

プラグ・アンド・プレイスタイルのコンパクトコンデンサーマイク。タップ式のミュートボタンが特徴的で、力を入れる必要がないのでとても使い勝手が良いです。

音質は小型にしては良好。変にいじられていない生の声に近い音が録れるため、聞き取りやすく優秀だと思います。ただ少しだけインプット音量が小さいのが気になったかも。

スタンドが結構優秀で可動域が広いため、スタンドをそのまま使いたい人には嬉しい部分。しかしショックマウントが内蔵されていないため、インシュレーターを下に敷くといった工夫が求められるでしょう。

個人的な見解を述べると、振動対策とインプットレベルがそこまで大きくないことを考えるとマイクアームに乗せるのがベストです。本マイクの性能をフルに発揮したかったら、安いやつでもいいのでマイクアームのセット購入を考えましょう。

おすすめは「Rode PSA1」です。マイクアームなんて何度も買い直すものじゃないので、良いやつを買っておいた方が後悔しないと思います。

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