MENU

ゲーミングマウスパッドの滑り具合を数値化して比較してみた。どれがよく滑る?

マウスパッドの滑り具合って結構主観的な部分が多くて、数値化したいと思ってたんです。

ここではマウスパッドの上をマウスが滑るのに必要な力を計測し、相対的な表にしていきます。

目次

マウスパッドの滑りについて

本稿ではマウスパッドの滑り具合を数値化するにあたり、2つの摩擦係数を調べていきます。

  1. 静摩擦
  2. 動摩擦

「静摩擦」は静止した状態からマウスが動き出すのに必要な力を計測します。最初の滑り出しもそうですが、この値は低い方が微細なコントロールはしやすいです。

「動摩擦」はマウスの滑走を維持するために必要な力となります。この値は低い方がマウスが素早く滑ります。

Logicool G(ロジクール G)
¥12,900 (2021/09/26 16:57:56時点 Amazon調べ-詳細)

計測に使用するマウスは「Logicool G PRO Wireless GHOST」で固定。

マウスフィートは最初から付属している通常のもので、交換などはしていません。ある程度摩耗はしていますが、今ではほぼマウスパッド計測用になっているので大きな差はないはず。

部屋は気温26度、湿度60%程度の状態でテストを行いました。

注意点

ヒエンと比較

マウスパッドによっては結構使ったもの、新品同様のもの、洗ったことがあるもの、やや汚れているものなど状態が一定ではないため、必ずしも正確な結果とは限りません。

また、当サイトでの計測と他の何かしらのデータと比較しても、条件が違うためあまり意味はないかと思います。

この数値が遅いからといって必ずしも遅く感じるか、というと微妙かもしれません。主観的な部分はなるべくのぞいているので。

実際そんな程度のテストだと思って、参考にするくらいに留めてください!

静摩擦の測り方

Minerva 上をマウスが滑る
エー・アンド・デイ(A&D)
¥29,131 (2021/09/26 16:57:57時点 Amazon調べ-詳細)

このフォースゲージという「押す力」や「引く力」を測定する機器を使います。

測定手順
  1. X軸とY軸それぞれでマウスをフォースゲージで押し、ピーク値を視認してそれを押すのに必要な力として記録
  2. 3回ずつ繰り返して平均値を算出
  3. 単位はニュートンになっているのでこれをグラムに変換
  4. 最終的にXとYの数値から斜めにかかる力を出して滑り具合の数値とする

以前は7回計測して最大値と最小値を除くやり方をしていたのですが、マウスパッドが増えてきて時間がないので妥協しています。

ちなみに実際にマウスを使う際は、手をのせた時に上からかかる重力なども加味しないといけないので、マウスには100gの重りを載せてみました。本当はもっと重いと思いますけど、とりあえず。

計測に使うのは電動スライダーの上にフォースゲージを養生テープで固定しただけの即席装置「グライドテスター1号(仮称)」。

この電動スライダーでは「ポイントA」と「ポイントB」を登録して、その間を毎回一定のスピードで動くことができます。そこで、0cmから10cmまでを8秒かけて動くように設定。

先の尖ったビットでマウスを後方から押し、その時にかかった力を求めます。

同じ位置で計測し続けるとパッドの表面がこなれてしまうため、毎回マウスパッドをずらしながら計測しました。

動摩擦の測り方

このように11度ほど斜めにした板に2組の赤外線センサーを取り付けます。このセンサーは手前と奥がペアになっており、向かい合っているセンサーの間を物が通るとパソコンが検知してタイマーがスタート・ストップする仕組みになっています。

単純な物理の実験のような装置ですが、こんなもの売っているはずもなく、作るのにかなり苦労しました。

1つめのセンサーから30cmの位置に2つめのセンサーを設置しています。30cmという距離は適当ですが、マウスパッドはブランドやモデルによってサイズがマチマチですので距離を固定するのは重要です。

パソコンで秒数をログとして計測し、3回の平均値を算出しました。

このテストではマウスの上に100gの重りは載せていません。

計測結果を見ていく

では実際に計測した結果について見ていきます。

静摩擦をチェック

マウスが動き出すのに必要な力。滑り出しや、微細なマイクロコントロールのしやすさの目安。

滑りは数値が低ければ低いほど速いです

マウスパッドX軸Y軸滑り具合ランクタイプ詳細
Razer FireFly V217.720.126.71ハードレビュー
SkyPad Glass 2.0 XL24.228.237.22ハードレビュー
Xtrfy GP326.929.239.73ハードレビュー
Ducky Mousepad25.239.446.84ソフト-
Artisan NINJA FX 紫電改 SOFT35.136.750.85ソフト-
AORUS AMP50033.739.151.66ソフト-
Amazon Basic36.438.452.97ソフト-
X-Raypad Thor32.046.956.88ソフトレビュー
Odin Gaming Infinity33.446.257.09ソフト-
Odin Gaming Zero Gravity32.049.358.810ソフトレビュー
Xtrfy GP132.748.958.911ソフトレビュー
Varmilo Sea Melody32.748.958.911ソフト-
Artisan NINJA FX 零 XSOFT32.349.659.213ソフト-
Artisan NINJA FX ヒエン SOFT33.449.359.514ソフトレビュー
X-Raypad Aqua Control + ROB Strata36.147.960.015ソフトレビュー
Logicool G640r39.145.560.016ソフト-
X-Raypad Equate Plus39.546.260.817ソフトレビュー
VAXEE PA Mousepad33.451.361.218ソフトレビュー
Xtrfy GP241.246.662.219ソフトレビュー
Inked Gaming Mousepad33.452.762.420ソフト-
Pulsar PARACONTROL38.550.663.621ソフトレビュー
Xtrfy GP432.755.764.622ソフトレビュー
Razer Gigantus V234.055.465.023ソフトレビュー
X-Raypad Minerva38.155.167.024ソフトレビュー
Steelseries QcK+38.156.468.125ソフト-
Glorious Mousepad34.760.569.726ソフト-
ZOWIE G-SR49.364.681.327ソフト-
Corsair MM200 Pro46.367.381.728ソフトレビュー
Pulsar PARABREAK47.668.783.529ソフトレビュー

結果はこのようになりました。

動摩擦をチェック

マウスが動いている状態を維持するのに必要な力。高ければストッピングが効きます。

こちらの単位はgではなく秒になっています

マウスパッド滑り具合ランクタイプ詳細
Razer FireFly V21.051ハードレビュー
SkyPad Glass 2.0 XL1.142ハードレビュー
Xtrfy GP31.143ハードレビュー
Artisan NINJA FX 紫電改 SOFT1.454ソフト-
Ducky Mousepad1.555ソフト-
AORUS AMP5001.906ソフト-
Varmilo Sea Melody2.477ソフト-
Glorious Mousepad2.538ソフト-
Odin Gaming Infinity2.569ソフト-
Steelseries QcK+2.7510ソフト-
Inked Gaming Mousepad2.9411ソフト-
X-Raypad Thor3.4812ソフトレビュー
Xtrfy GP43.6013ソフトレビュー
Logicool G640r3.8714ソフト-
Razer Gigantus V23.8915ソフトレビュー
X-Raypad Equate Plus3.9216ソフトレビュー
Artisan NINJA FX ヒエン SOFT4.2617ソフトレビュー
Odin Gaming Zero Gravity4.7518ソフトレビュー
X-Raypad Minerva5.1019ソフトレビュー
Artisan NINJA FX 零 XSFOT5.1620ソフト-
X-Raypad Aqua Control + ROB Strata5.4921ソフトレビュー
VAXEE PA Mousepad5.7022ソフトレビュー
ZOWIE G-SR7.3623ソフト-
Pulsar PARACONTROL7.3624ソフトレビュー
Xtrfy GP28.0525ソフトレビュー
Amazon Basic8.9426ソフト-
Xtrfy GP19.1527ソフトレビュー
Pulsar PARABREAK10.8528ソフトレビュー
Corsair MM200 pro27.6629ソフトレビュー

「Corsair MM200 Pro」だけ飛び抜けて遅いのでグラフがおかしなことになってしまった。

それぞれのマウスパッドについて

50音順にリファレンスとして置いておきます。

Amazon Basic

Amazonベーシック(Amazon Basics)
¥1,373 (2021/09/26 16:57:58時点 Amazon調べ-詳細)

格安なAmazonブランドのゲーミングマウスパッド。滑り出しは速いが結構コントロールタイプ。

薄手のペラペラタイプなのでそこまで長持ちはしないけど、買い替え前提の消耗品として捉えるならギリギリアリ。

AORUS AMP500

日本ギガバイト
¥4,380 (2021/09/26 16:57:58時点 Amazon調べ-詳細)

ハード系マウスパッドのごとく高速なシリコンベースのマウスパッド。お値段はやや高めですが、ソフトタイプで高速なパッドを求めているならおすすめ。

Artisan NINJA FX ヒエン SOFT

ARTISAN
¥4,930 (2021/09/26 15:16:10時点 Amazon調べ-詳細)

日本が誇るArtisanマウスパッド。ヒエンは梨地織タイプで表面のザラつきがかなりあります。SOFTは中間フォームの種類のことで、スピードとコントロールのバランスがとれたもの。ヒエン自体スピードがけっこうでます。

高品質で滑りも良いですが、ザリザリしてるので腕や手首が弱い人にはおすすめできません。

Artisan NINJA FX 紫電改 MID

ARTISAN
¥6,030 (2021/09/26 16:57:59時点 Amazon調べ-詳細)

ガラスコーティングがされており、ソフトマウスパッドなのにツルツルと滑る面白い操作感。その分耐久性は低めで劣化が早い。MIDは中間層が硬めなので、一定の滑り心地がほしい人におすすめ。

Artisan NINJA FX 零 XSOFT

バランス型のコントロールタイプ。さわり心地が高級な布っぽい感じで、ずっと触ってられる。XSOFTは非常に柔らかく、力を込めてマイクロコントロールをしたい人におすすめな中間層。

Corsair MM200 Pro

¥3,480 (2021/09/26 16:58:00時点 楽天市場調べ-詳細)

6mmというぶ厚さが特徴の超コントロールタイプ。総合的にはここで紹介しているマウスパッドの中でダントツの滑らなさ。ガチッとフリックショットを止めたい人におすすめ。

Glorious マウスパッド

Glorious PC Gaming Race
¥5,734 (2021/09/26 16:58:00時点 Amazon調べ-詳細)

大型マウスパッドで有名になったGloriousのマウスパッド。数値的にはかなりコントロール寄りです。

Logicool G640r

ロジクール
¥2,200 (2021/09/26 09:42:31時点 Amazon調べ-詳細)

多くのプロやストリーマーに愛されるロジの大判マウスパッド。スピード的にはミディアムなバランスタイプに分類されますが、当サイトの計測ではよく滑るという結果になりました。値段が安めなのも強み。

Odin Gaming Infinity

ハードとソフトの素材を組み合わせたスピードタイプのマウスパッド。数値的にも滑りはかなり良いです。

Oding Gaming Zero Gravity

フォームの沈み込みが大きく、かなりのクッション性を有するマウスパッド。カラーリングが豊富で、ステッチのみ色違いだったり、ピンクやブルーだったりと好みに合わせて色々選べます。

無重力とは言っていますが、マウスがかっとぶわけではなくバランスタイプ。

Pulsar PARABREAK

Pulsar Gaming Gears
¥2,490 (2021/09/26 16:58:01時点 Amazon調べ-詳細)

かなりコントロール寄りの格安マウスパッド。初期ロットは背面のロゴが滑走に影響しましたが、その後ロゴはなくなることが決まっています。コスパは良い。

Pulsar PARACONTROL

Pulsar Gaming Gears
¥2,490 (2021/09/26 16:58:02時点 Amazon調べ-詳細)

コントロールという名前はついているけど、PARABREAKよりも滑ります。ただしそれでもかなりコントロール寄り。

Razer FireFly V2

Razer(レイザー)
¥6,480 (2021/09/26 08:14:40時点 Amazon調べ-詳細)

USB接続でフチがRGBに光るタイプのハードパッド。ハードなだけあって滑りは最高速。スピードにステ極振りなのでコントロールが難しいです。後はサイズが小さいのでハイセンシ向です。

Razer Gigantus V2

Razer(レイザー)
¥3,980 (2021/09/26 12:36:57時点 Amazon調べ-詳細)

豊富なサイズが特徴かつ値段が非常にリーズナブル。真っ黒でミニマルなデザインですが、フォームはRazerらしい緑色とアクセントは光ります。コントロール寄り。

SkyPad Glass 2.0 XL

ガラスで出来たそこそこ大きいマウスパッド。ハードパッドですがツルツル滑りすぎるスピードタイプというわけではなく、しっかりコントロールも効きます。ひんやりして気持ち良い。

Steelseries QcK+

SteelSeries
¥1,664 (2021/09/27 02:12:19時点 Amazon調べ-詳細)

超ロングセラー商品。厚みのあるマウスパッドが主流な中、厚さ2mmはかなりペラペラに感じます。薄いのが好きな人はいいかも。操作感は完全にコントロール。

Varmilo Sea Melody

淡い色で描かれたクジラと海のイラストが目を惹くマウスパッド。実は思いの外よく滑るタイプです。デスクを華やかにしたいならおすすめ。

X-Raypad Aqua Control + ROB Strata

目眩がしそうな模様と色。表面はやや荒い触り心地で、スピード的にはバランス型のちょいコントロール寄り。

X-Raypad Equate Plus

波がうねったような不思議な柄がクセになるマウスパッド。ヒエンと同じ梨地織で表面はサラサラしていますが、ザリザリとまではいかないので腕は安心。コントロールタイプ。

X-Raypad Minerva

とてもスムーズで触り心地の良い表面が特徴。無性に触りたくなるくらい。滑る止まるのバランスタイプで使いやすい。大きめのサイズはカラーが限られます。

X-Raypad Thor

表面がスルスルして手触りがたまらないマウスパッド。本来スピードタイプに分類されますが、当サイトの計測ではコントロール寄りという結果に。たぶんかなり使い込んだ上に1回洗ったからかも。

Xtrfy GP1

Xtrfy(エクストリファイ)
¥3,575 (2021/09/26 07:29:35時点 Amazon調べ-詳細)

Xtrfyの中ではスピードタイプに分類されます。全体で見るとバランス型といったところ。サイズはやや限られます。

Xtrfy GP2

Xtrfy(エクストリファイ)
¥3,575 (2021/09/26 12:12:36時点 Amazon調べ-詳細)

触ると表面がかなりザラザラしていて抵抗感があります。意外にもバランスタイプ寄りですが、圧をかけると滑らなくなります。

Xtrfy GP3

Xtrfy(エクストリファイ)
¥5,577 (2021/09/26 16:58:02時点 Amazon調べ-詳細)

ハードタイプの中ではコントロール寄りという不思議なハードパッド。それでも布製よりは断然滑ります。ハードが良いけど滑りすぎないほうが良いという方にはドンピシャかも。やや不均一な滑り心地か。

Xtrfy GP4

Xtrfy(エクストリファイ)
¥8,980 (2021/09/27 02:12:19時点 Amazon調べ-詳細)

スウェーデンの現代芸術家によって描かれた抽象画がおしゃれ。絵画を机に飾るようで雰囲気がガラッと変わります。操作はコントロール寄り。

ZOWIE G-SR

滑らないコントロール寄りに分類されるマウスパッド。薄手ながらもしっかりとした丈夫な作りで高級感があります。初動はやや重めな部類ですが滑走はそこまで遅くない。

まとめ

ここまて、私が持っているマウスパッドの滑り具合を比較しました。

新しいマウスパッドを手に入れたらたまに更新していきます。もし測って欲しいというマウスパッドがあれば Twitter までお願いします。

目次
閉じる