ゲーミングチェアで有名な「DXRacer」と「AKRacing」。
どちらも見た目は似ているし、名前も似ています。

そんな疑問を解消すべく、ここでそれぞれのメーカーの共通点や違いについて解説していきます。
DXRacerとAKRacingの共通点
「DXRacer」と「AKRacing」はゲーミングチェアとして最も有名な2大メーカーです。
まずはお互いの違いを見ていく前に、どんな共通点があるのか見ておきましょう。
- 人間工学に基づいた設計
- レーシングシートのようなデザイン
- 位置調整が可能なアームレスト
- 座面の高さ調整が可能な昇降機能
- リクライニング機能
- 座面ロッキング機能
- ヘッドレストとランバーサポートが付属
- 静かで地面を傷つけないキャスター
- 頑丈なビルドクオリティ
DXRacer・AKRacingともに様々なシリーズを展開していますが、上記のような共通点があります。
DXRacerとAKRacingの違いを比較
値段の比較 - どちらが安い?
お互いに数多くのシリーズが存在し、それぞれ素材・性能・デザインなどが異なります。
プライスレンジは実は似通っており、そこまで大きく変わるわけではありません。しかし、DXRacerのエントリーモデルは値段が格段に安い。
DXRacerのエントリーモデル
AKRacingのエントリーモデル
定価で1万円違うのはかなり大きい。
AKRacingはファブリックのみでなくレザーも使用しているなどの違いはあります。
しかし、最も人気商品ともいえる エントリーレベルとしてこの値段まで抑えているDXRacerはコスパ最高 でしょう。
サイズの種類 - どちらが豊富?
DXRacerとAKRacing、どちらもかなり多くのシリーズを発売しています。
DXRacer | フォーミュラ |
ドリフティング | |
レーシング | |
ヴァルキリー | |
キング | |
クラシック | |
クイーン | |
AKRacing | WOLF |
NITRO V2 | |
OVERTURE | |
ONE PIECE | |
PRO-X V2 | |
PREMIUM | |
極坐 V2 |
モデルの種類数は同じなのですが、AKRacingにはコラボモデルがあるためコンセプトの数としてはDXRacerの方が多いです。
そのため、DXRacerの方が自分の体に合ったゲーミングチェアが比較的探しやすい というメリットがあります。
大柄な人向けのキングサイズチェア。大柄・小柄といったターゲットモデルはDXRacerが発売しています。
AKRacingには座椅子タイプがあるので、僅差といえば僅差です。
品質の違い - どっちがより頑丈?
これに関しては どちらもかなり頑丈で上等な品質。
体をしっかりとホールドしてくれる堅牢なフレームを採用しています。個体差はあるにしろ、お互いに大きな差はないでしょう。
保証期間に関してはやや異なり、DXRacerでは1年間ですがAKRacingは3年間となっています。保証期間だけでいうとAKRacingの圧勝 となります。
ただし、ビルドクオリティという観点では引き分け。
アクセサリ・部分修理の違い
AKRacingでは各パーツごとにバラ売り されており、保証期間外になってしまったとしても気軽にAmazonなどで注文することができます。
予備パーツをストックしておくことも可能ですし、座面の高さを変えたいなら尺の異なるシリンダーを買ってみるのも良いでしょう。
DXRacerではそのようなパーツバラ売りはしておらず、故障した時のパーツ取り寄せ修理くらいしかできません。かかる費用も書いていないため不明です。
いずれにせよ修理はできるのですが、オーダーのしやすさ、予備パーツとしてのストックのしやすさといった点で考えるとAKRacingに軍配があがります。
リクライニング - より深く倒れるのは?
リクライニング機能は以下のようになっています。
- 角度135°
- ロッキング15°
- 角度180°
- ロッキング12°
このように、リクライニングの角度ではAKRacingが優勢。
実際に180°まで倒すか?と問われたら、そんなに倒すことはなかなかないです。
しかし、135°〜180°までの絶妙な角度なら、ちょっと休むときに良いかも。リクライニングの幅に制限が欲しくないならAKRacingになります。
結論:それで結局どちらが良いの?
DXRacer がおすすめ
- できるだけ安くすませたい
- 自分の体に合った最適なチェアが欲しい
- ゲーミングチームとのコラボが欲しい
AKRacing がおすすめ
- 修理しながら長く使いたい
- リクライニングを深く倒したい
- ワンピースが好きすぎる
- 座椅子タイプが欲しい
ここまでDXRacerとAKRacingの共通点や違いについて説明してきましたが、実際のところどちらを選んでも良いです。
メーカーというよりも、欲しいと思うデザイン・サイズ・値段のゲーミングチェアがモデルとしてあるかどうかを重要視しましょう。
メーカーごとのおすすめはこちら
DXRacerとAKRacing、それぞれシリーズの特徴を全て解説した記事も書いています。
それぞれどんなシリーズがあるのか気になったらご覧ください。
DXRacerのおすすめはどのシリーズ?それぞれの違いや特徴をまとめて解説!
AKRacingのおすすめはどのモデル?それぞれの特徴と選び方を徹底解説
欲しい性能から逆算して決める
DXRacerとAKRacingを合わせて、ご要望からどれが最適かおすすめします!
とにかく安いのが欲しい
全モデル中、最も安いスタンダードモデルであるDXRacerの「DXR」。カラーはレッドとブラックの2種類です。ゲーミングチェア入門には最高の一品。
最安値でいうと、DXRacerの「DXJ」になります。ただし、これはアームレストがついておらず、ヘッドレスト・ランバーサポートもついていないコンパクトスタイル。値段だけで選ぶのは注意。
カラフルな色から選びたい
なんと全10種類のカラーバリエーションから選べるのがDXRacerの「DX-11」。高撥水のハイグレードファブリックとPUレザーが組み合わさったモデルで、3Dアームレストもつく高機能モデルです。
座面が1番厚いのが欲しい
座面が最も厚いのは、DXRacerの中でも全てにおいて大きく作られているキングシリーズの「DXK-06」です。座面の厚み、なんと14cm。大柄な方向けのモデルです。
大柄じゃないけど座面の厚みが欲しい、という方は13cmの厚みを持ったAKRacingの「PRO-X V2」がおすすめ。4Dアームレストもついたハイエンドモデルです。
背もたれが1番高いのが欲しい
背もたれが最も高いハイバックモデルはDXRacerの「RV-131」です。背が高い方はこちらを検討しましょう。4Dアームレスト付き、背もたれのデザインが素敵。
大柄なのでビッグサイズが欲しい
一番ビッグサイズなのはDXRacerのキングシリーズ「DXK-06」です。背もたれは高く、座面は広く、そして厚みのある作りとなっています。
小柄なのでコンパクトなサイズが欲しい
最も小さいゲーミングチェアはDXRacerのクイーンシリーズ「DXJ」です。値段も安いですが、アームレスト・ヘッドレスト・ランバーサポートのない超コンパクトモデルです。
普通のゲーミングチェアが良いならDXRacerの「DXR」かAKRacingの「WOLF」です。
コラボモデルが欲しい
AKRacingではワンピースコラボ、DXRacerではゲーミングチームとのコラボモデルが多く発売されています。ワンピースコラボはファン好きにはたまりませんね。
1番高いやつはどれ?
定価で最も高いゲーミングチェアはAKRacingの「PREMIUM」です。プレミアムの名の通り、パーツにこだわった最上位モデル。ただしオフィスシーンでの使用を想定しているので、ゲームならこれじゃなくても良い。
同じく定価で最も高いDXRacerの「CA-120FT」。これもオフィス向けに作られていて、一体型のヘッドレストや、座面下に格納可能なフットレストが特徴。
座椅子タイプは?
これ一択。座椅子スタイルはAKRacingにしかありません。
以上になります。
皆様が自分に最適なゲーミングチェアを見つけられますように!